苫小牧東病院では、高度なリハビリテーションを患者様に提供する為、平成8年から総合リハビリテーション施設として運営してまいりました。
 当初から当院では、リハビリ訓練室内のリハビリテーションにとどまらず家庭復帰を目指した日常生活訓練に注目し、病棟内での生活時間に、リハビリスタッフと病棟の看護・介護スタッフが協力して、リハビリテーションを実施してまいりました。そのようなリハビリ訓練のあり方への評価が全国的にも高まり、平成12年4月の診療報酬改定で「回復期リハビリテーション病棟」が初めて新設されました。当院では、同年12月に道内第1号として同病棟の基準を取得しています。
 リハビリテーション目的で当院に入院された患者さまに対し、主として「回復期リハビリテーション病棟」において、必要な期間、集中的にリハビリテーションを実施しております。リハビリテーションプログラムは個々の患者さまの目標にあわせて、医師、看護師、理学療法士、作業療法士、言語聴覚士、医療相談員、管理栄養士が共同で作成しております。入院期間は、同病棟に入院してから最長でも6ヶ月までとなっています。
 
 

 入院後2週間以内にまず、医師や看護職員だけでなくすべてのスタッフが集まり、患者様の対象疾患・病歴・既往症・合併症等の情報を共有するためのカンファレンスを行っています。そして各患者様が病棟での訓練をより効果的に行えるよう、一人一人の状態にあわせたプログラムを作成します。
 こうしたカンファレンスは、入院後3ヶ月までは1ヶ月ごとに行われ、評価と情報交換及び計画とのずれを修正し、退院までのアプローチの課題として共有化します。
 退院が決定すると、退院先に向けての準備と最終確認を行い、そこで退院後の生活全般のご相談や公的機関・補助等の利用方法を説明したり、担当スタッフがご自宅におうかがいして在宅介護の適切なアドバイス(家屋改造のご指導)を行うなど、各専門スタッフがそれぞれの立場で相談・指導にあたっています。